7月22日(日)
新潟県中越沖地震から一週間
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復旧急げ、自動車業界650人集結 柏崎の部品工場へ 普段はライバル同士の自動車メーカー社員らが油まみれになりながら、地震で大きく動いた機械を元に戻す。
新潟県中越沖地震で被災した自動車部品メーカー「リケン」の柏崎市の工場では19日、自動車各社の設備技
術者650人が、週明けの操業を目指して復旧作業を続けた。
被災したリケンの柏崎事業所。所せましと工作機械類が置かれる工場建屋は、自動車メーカーのヘルメットをか
ぶった男たちでごった返していた。 地震の横揺れで大型の製造機械は数メートルもずれた。元の位置に戻すに
は、多くの人手が必要だ。機械の油で所々床が光る中、しゃがみ込んで位置を微調整し、点検を繰り返す。
手にはタオルを持ち、目についた機械の油をふき取ってゆく。揺れで床に落ちてしまった製品は、すべて廃棄
処分になった。前日から復旧作業を手伝うホンダ社員の男性は「早く生産を回復させたいという思いはどのメー
カーも同じだ」と話す。 トヨタ自動車は本社から250人、グループ企業から80人の計330人リケンに派遣た。
日産自動車100人、三菱自動車40人、ホンダ30人。設備機器メーカーの社員もいる。
多くは地震直後から自社のマイクロバスや車でやってきて、宿泊場所は自ら近隣の町のホテルに確保。昼時に
は工場から出てきて、近くのコンビニで弁当を買い込む姿もみられた。 周辺には倒壊する危険があるため、「要
注意」と書いた黄色い紙をはられた家々が並ぶ。
リケン社員は、「地震直後の工場を見たときは、これは立ち直れないと思った」と振り返る。だが19日までの
作業で設備の設置は8割方終え、一部は再開にむけた試運転を始めた。週明けから部分的に生産を始める予
定だ。とはいえ、生産再開に必要な水とガスはまだ復旧していない。ガスの代わりに、別の燃料を使うボイラー
を持ち込むなどして完全復旧を急ぐ。
自動車メーカーがこれだけ大挙して復旧支援に当たるのは、95年の阪神大震災で自動車部品を生産していた
製鉄所などが被災して以来。それだけ国内シェア5割を占めるリケン製のピストンリングなどの部品が、必要不
可欠であることを示す。
今回、自動車工場を止めた部品の一つピストンリングは、エンジンのピストンに取り付ける金属製の輪で乗用
車用は直径7センチ、厚さ1ミリほど。ミクロン単位の薄さにしたり、微妙な角度をつけたりすることで、エンジン
内の摩擦を減らし、オイル消費量を減らす。「自動車の燃費が大きく変わる」(リケン営業管理部・藤井多加志
次長)重要部品。メーカー側は車種ごとにリケンと共同で作り込み、精度の高いリングを開発するだけに、他社
製での代替は難しい。
敷地内には古い建物も多い。倒壊した縦長の木造倉庫は昭和初期のものだ。というのも、リケンの源流は戦
前の理化学研究所。1926(大正15)年にピストンリングの製造法で世界各国の特許を取るなど、技術力の高
さで知られる。大手の系列に属さない独立系のため、国内外のメーカーが競うように部品供給を受けた。だが、
工場や子会社が柏崎市内に集中していたことで、被災による生産停止の影響が一気に広がった。
リケンの古市満・柏崎事業所長は「ほぼ全メーカーから、貴重な応援をいただいた。来週にはフル生産に近い
状態に戻さなければならない」と話した。
【2007/07/20 asahi.comより】
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7月22日の asahi.com によると、被災の自動車部品メーカー「リケン」は、23日から一部操業再開をするそう
です。 このたびの新潟県中越沖地震で被災に遭われた皆様には、心よりお見舞いを申し上げます。
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